Kくんがセン北で原付を買ってくれたのは
約1年半前のことである。
それから1年もしないうちに
「やっぱビッグでしょ。ビッグ! オレはフュージョンに乗りたい!」
と言い始め、中型免許を取得。
念願のフュージョンを購入するに至った。
「えっとぉ、、ヒマなんでちょっと寄りました」
(お姐達、ヒマぢゃないし)
「えっとぉ、、これから、バイトなんスけど、時間あるしぃ、
ここで友達と待ち合わせなんスよ」
(うち喫茶店ぢゃないし)
Kくんは、ぢつはゴリが大好きで(笑)
なんの用もないのに、やってくる。
「Kくん、今日もヒマなんだよね?」(*^0^*)
「まぁ、そっスけどぉ・・。」
「んぢゃ、お姐のコーヒーカップ割れたから、割れないカップ
探して、買ってきて」(*^0^*)←おいおい
「え マジっすか? イイッスよ」
「予算200円ね」(*^0^*)←無理難題
「え 200円じゃ、百均しかムリじゃないッスか百均にプラスティックなんて
あったかなぁ・・・」
「ダイジョーブ、Kくんなら探せるよ。ヨロシク」(*^0^*)/
次第にKくんは、お姐にコキ使われるキャラとなっていった
Kくんは、一見チャラく、超マイペースで
かなりのビッグマウスだったりするのだが(笑)
そんなことで騙されるお姐ではない(*^0^*)←何故か威張る
バイトの悩みや、自分の考えていること、家族のこと、
いつも色々話していく。
それから半年もしないうちにゴリが言った。
「おネェ・・・Kくん、今度は400のアメリカンに乗りたいって・・・」
「はぁ? フュージョンに一生乗るとか言ってなかった?!」(^0^;;;
「そうなんですけど、もう飽きたって・・・」
「だめだよ、あの子大学生だから、そんなに次々バイク買わせたら、
第一お母さんとかに許可取らないと、許可できないなぁ」(*^0^*)
「いや、もうお母さんの許可取ったって言ってました。」
「はやっ・・・・・。」(^0^;;;
Kくんの3台めのバイクがやってきた日
Kくんは、同行者を連れて来店した。
「えっとぉ、、こっち、オレのお母さん、でこっち妹」
なんと家族を連れてやってきたのだった。
「お母さん、いつもお世話になっています。こんなにすぐ買い替えてしまって
すみません、良かったんですか?」(*^0^*)
「いえ、こちらこそいつも良くして頂いてありがとうございます。
バイク屋さんの話をいつも家に帰ると楽しそうにするんですよ
この子は、ダメっていっても聞かない子ですから、
第一うるさくて、おしゃべりで何言ってるかわからないでしょ?(笑)
ご迷惑かけていると思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。」
「あはははは・・・・」(*^0^*)←コキ使っている人
さすが母、お見通しである(笑)
帰り際にKくんがポロっと言った
「オレ、カノジョできて、超しあわせなんスよ」
(そぉいうことか)(*^0^*)
それから一月もしないうちに
またKくんがやってきた。
「はぁ、、スゲー暑かったっスよ、オレずっと駅から押してきたんスよ。
なんかぁ、、、アイドリング中に落ちるんですよぉ、、どうなってんスかねぇ」
Kくんの後ろには女の子がニコニコしながら立っていた。
「はあ? そんなボロいバイク売った覚えないなぁ、、、
Kくんさあ、これガソリン入ってる?」(*^0^*)
「え・・?っとぉ、、ああ、買ってからまだ一度も入れてないかも、
入ってないですね、、でも、これONでいいんスよね?」
「オマエ 単なるガスケツぢゃないかあ!」
ガソリンコックをリザーブに変えたらバイクはすぐ始動した。
「ほら、暑いからカノジョだけ置いて、アンタはさっさとガソリン入れて
来なさい」(*^0^*)
「え・・押していくんスか?」
「はぁ? リザーブにしたからガススタまでなら余裕で走るし」
「あ そーか」
-----Kくんガススタへ----------
「本当にKくんでいいのぉ?なんかもったいないなぁ・・」(*^0^*)←コラ!
「あははは、お母さんにも同じこと言われました」
「あの子うるさくて、バカなんだけどぉ(←おいおい)、、でも本当は繊細で優しい子なんだよね。」(*^0^*)
「わかってます」
(良かった)
「で どこで知り合ったの?」(*^0^*)←詮索始まる
-------Kくん戻る--------
「あそこ、ガソリン安っ!」
「はあ? で アンタ走れたの?」(*^0^*)
「余裕っスよ!」
「・・・・。」
いつもなら、そこでドッカり座るKくんだが
さっさと帰る準備を始めた。
「アレ?アンタ、今日は油売っていかないんだ。
やっぱカノジョできるとちがうねぇ?(笑)」(*^0^*)
「そりゃそうっスよ、今日は4カ月記念日だから、『こんなとこ』に
いる場合じゃないっスよ。」
「あはははは、そりゃそうだね、でもさ、アンタ捨てられないように
頑張るんだよ。」(*^0^*)
「・・・・。」
「あはっ、、、同じこと、お母さんにも言われてました 笑」@カノジョ
Kくんは、自分は簡易なメットをかぶり、彼女にはフルフェイスをかぶせた。
ちゃんと大事にしているのである
Kくんが『こんなとこ』に油を売りに来ないよう
心から願うお姐である(*^0^*)
青春いとをかし
バイクを買い替える理由?・・・の巻
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